お仏壇

全体に黒の漆塗りが施された仏壇のことで、内部に金箔が張られていることから「金仏壇」とも呼ばれます。
伝統工芸品として、全国各地に江戸時代からの歴史を持つ産地があり、名古屋仏壇もその１つです。
伝統的な塗仏壇は、全てのパーツを分解し、漆の塗り直しや傷の補修、金箔の押し直しなどをした後、組み上げて新品同様に修復する「お洗濯」ができるように作られています。お洗濯を施すことによって次世代に伝承できる、サスティナブルな日本古来の知恵と技術が詰まった工芸品なのです。しかし近年では、洗濯のできないつくりの海外製品が出回り、それを知らずに選んでしまうと、後々後悔することにも繋がります。
大矢佛檀店では、確かな技術で製造された国内製の塗仏壇だけをお取り扱いしております。
また、塗仏壇はフローリングの洋間との相性も良く、インテリアのアクセントとして、和と洋が調和した「和モダン」のテイストを作り出してくれます。

美しい木目を生かしたお仏壇で、
かつては紫檀、黒檀、鉄刀木などの
熱帯地方で自生する銘木で作られていました。

これらの銘木は
中国経由で輸入されていたことから
「唐木」と呼ばれました。

現在では国内銘木や白木、
木目を印刷した素材など、
材質も多様化しています。

工法も様々で、
材質や工法によって価格が異なります。
唐木仏壇には
宗派による違いはありません。

家具調仏壇、モダン仏壇、新仏壇などとも呼ばれ、伝統様式にとらわれない、明るい色調、シンプルなデザイン、省スペースなサイズのものが多く、カジュアルな印象のお仏壇です。
ウォールナット、チークなどの洋家具に使われる木材を使用しているものも多く、宗教色を感じさせない外観で、現代の感覚に合わせたスタイルのお仏壇と言えるかもしれません